ひまつぶし日記

主に読書まわりのことを書いて暇を潰す日記です。

安部公房強化期間

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今日面接だったんですが、なんだかなあ〜って感じでした。採用するつもりだから!とは言われたし感触は良かったけど、なんか本当なの?と疑ってしまう…。面接っていうか、面白いおじさんと一時間ちょっと雑談しただけだし。よくわかりません。模擬面接が全く役立ってないぞ!まあいいや!終わったことを心配したって仕方ないからな。とりあえず結果出たらまた考えよう。

ということで、何もしないと頭の中がモヤモヤしてくるので読書してます。読みかけだった「古事記物語」と「カンガルー・ノート」と「猫のゆりかご」をやっつけました。古事記は久しぶりに音読で。感想は読書メーターに書いたのでそちらを参考に。

まあブログタイトルにもありますが、この冬は安部公房作品を読みまくりたいと思います。わたしがこれまで読んだ安部公房の作品は、「砂の女」「箱男」「壁」「笑う月」「カンガルー・ノート」の5つ。特に「壁」が好きなんですが、元彼に貸したまま数年経ち、返ってません。読み返したいのに!ちくしょう!「砂の女」もそいつに貸したままだよ!(ついでに言うと三島由紀夫の「潮騒」と「仮面の告白」と「不道徳教育講座」もだよ!)

安部公房の作品って何となくかび臭くて薄暗いイメージがある。あと、じっとりしてるっていうか湿り気を感じます。ちゃんとした濡れ場なんかないのになんかいやらしいんですよね。そして設定が斬新で素敵!名前をなくす、脛からかいわれが生える、頭から段ボールをかぶる、砂に埋もれる家に閉じ込められる。そういう設定というだけで、読書欲がムラムラと湧いてきます。しかも何度も読みたくなる。

もしかしたら好き嫌いが結構分かれるのかなあ?藤沢周平好きの友人に薦めたんだけど、あんまりはまらなかったみたいだったな。別の友人に、脛にかいわれが生えるんだぜ!すごくね?って「カンガルー・ノート」薦めたらすごい食いついて「帰りに買ってくわ!」って言ってた。

カンガルー・ノート (新潮文庫)

カンガルー・ノート (新潮文庫)

読みたいのはたくさんあるけど次は「密会」か「飢餓同盟」かなあ〜。田舎の本屋に置いているかどうか微妙だけど。とりあえず新潮から出てるやつは全部読みたい。